龍を往く 第二回

大学の公募入試の季節がやってきました。

もともと私は一般入試だけを受けるつもりだったんですが、いろんな人に感化されて最終的に公募推薦も受けることになりましたね、えぇ。
もしかすると、この記事が投稿される頃には公募入試が終わっているかもしれませんが、まあどっちみちこれからが勝負といっても過言ではないので頑張っていきたいところです。
いつにもまして冒頭挨拶が長い。ひきちゃです。
 
さて今回は、龍を往くの第二回です。
今回は、山に登り、景色を眺めるまで進めていこうと思います。
と思ってましたが、いざ記事を書いてみると景色を眺めるに至らなかったので、ちょっと山登るところまでやっていきます。
 
image
前回のおさらいですが、我々は妙見口駅に着きました。
無論、我々とはいえども、私しかいません。
山の上は涼しいとはよく言ったものですが、ここまで来ても十分暑い。
大阪中心部とさほど変わらない暑さです。
 
ここからは山の上へ向かうため、ケーブルカーの駅を目指します。
まわりにケーブルカーのりばが見当たらないため、ぐーぐる先生に場所を問うたところ、「1.5km先やで」という回答が。
さらに、そこまでに60m上がって11m下がるという山道特有の上下運動が。
 
重力加速度を9.8m/s、私を質量50kgの球体、そして空気抵抗を無視できるものとすると、妙見口駅から初速およそ39km/hで転がせば一番高い60m地点をギリギリ越えられます。
これは物理の話ですが、私は外国語学部へ進学する文系です、はい。
私は物理と生物と倫理と英語と数学と国g(以下割愛

 
私に苦手分野があんまりないという話はどうでもいいですね。
しかしながら、ここは私のブログであり、私の独擅場なので、自慢に自慢を重ねても大した問題にはならないでしょう。多分。
とはいえ、さすがに私は空気抵抗を無視できるような球体ではないので、頑張って自分の足で登っていきます。
物理ではある程度の数字は出ますが、あくまで空想上の計算ですからね。真に受けてはいけません。
 
いい加減画像のお話をしましょう。
こちらは豊能町立吉川小学校というそうです。
どうやら、まもなく設立150年を迎える歴史ある学校のようです。
しかし、立地的な問題なのか、2013年度の全校生徒は100人にも満たないそうで。
私の出身小学校の6分の1にも足りない人数です。
ですが、少人数学校には少人数学校の、大人数学校には大人数学校の利点欠点があるものです。
 
閑話休題。今回閑話しかしてない気がする()
やはり、山奥といえば、棚田の美しい景色ですね。
棚田と言えるほどの高低差ではありませんが、それでも美しい景色には心が洗われます。
瀬々の網代木ってやつです。
まあ心と網代木はまったくもって関係ないんですけどね、はい。
 
ちなみに、百人一首第64詩である
 朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに
  あらはれわたる 瀬々の網代
という詩は、権中納言定頼という人が書いた詩です。
小式部内侍っていう人を煽ったらなんかすごい詩で煽り返された人ですね。
 
そのなんかすごい詩と言いますのは、百人一首第60詩
 大江山 いくのの道の 遠ければ
  まだふみもみず 天の橋立
というものです。
無茶振りされたのにこんなすごい詩で煽り返すっていうのは本当に天才といえますね。

 
その小式部内侍って人の母親が和泉式部という人なんですが、この人もこの人でなんかすごいんですよね。
この人の詩も百人一首にありますね。
 あらざらむ この世のほかの 思い出に
  いまひとたびの あうこともがな
和泉式部さんは、3回も夫に先立たれたというたいそうかわいそうな人なのですが、この詩は先立った夫を偲ぶ詩みたいですね。
 
さて本題に戻りましょう。
本来、この旅行は大阪府内で完結させる予定だったのですが、山頂へ向かうためには兵庫県へ足を踏み入れなければならないらしく、緊急脳内会議の結果、兵庫県へ向かうことにしました。
この長さの文は、小論文において減点ポイントになりますお気をつけくださいはい。

兵庫県を少し進みまして、たどり着いたは妙見の森ケーブルの黒川駅。
歩いて山を登るのもいいですが、炎天下、そして気温が高い中歩くというのは結構なしんどさが伴いますから、ここでケーブルカーに乗って行こうと言う魂胆です。
この妙見の森ケーブルも、能勢電鉄の管理下にあるのですが、正式名称は「鋼索線」なのだそう。
「鋼索」といいますのは、鋼の針金をより合わせて作る綱のことだそう。
まあだからといってどうというわけでもないんですけどね。
多分テストにも出ない()

心なしか、今回はくだらない雑談が多めですね。
ここまでで物理と国語の話題を消化してるのがミソ。
 
妙見の森ケーブルは「ほほえみ号」と「ときめき号」という車両が行ったり来たりします。
Wikipedia大先生によると、高低差は223m、最大勾配は424‰とのこと。
 
‰(パーミル)といいますのは、千分率というもので、10‰で1%となる単位です。
%は1/100を示すため百分率。‰は1/1000を示すため千分率といいます。
ちなみに、これより小さい‱(ベーシスポイント)と表記される万分率、さらに小さいppm(パーツパーミリオン)と示される百万分率……などなどいろいろあります。
 
話を副本線に戻しまして、鉄道や道路における‰は「1000m進んだ時に何m上下する勾配か」を表す指標です。
‰さえわかれば、正接、いわゆるタンジェントを利用して、その勾配の角度を求めることができます。
 
424‰ですと、1000m進むと424m登ることになりますので、図に示すとこんなところでしょうか。
ここで、水平線と最大勾配がなす角をθとおくと、
 
tanθ = 424/1000
tanθ = 0.424
 
となり、tanθが求まります。
これを三角比の表に当てはめると、およそ23°ということがわかります。
 
日本で一番急な坂と言われる大阪府奈良県にまたがる「暗峠」が最大傾斜31°であることを考えると、なかなかきつい勾配だということがわかりますね。

さて、数学のノルマも達成したところで、実際に最大傾斜23°とやらを見てみましょう。
なんか想像以上ですね(小並感
茶色の線路も緑の架線柱も、周囲の自然に溶け込んでいて、なんかいい感じですね(語彙力
このあたりは、当ブログ名物「深夜編集」となっていますゆえ、余分なことを考えず、思ったことをつらつらと綴っています。
ですから、こんな適当な感じになるんですねよくある。

妙見の森ケーブルの車両は、窓が少なくて解放的です。
感染症対策のため、車両の窓を開けることが推奨されるご時世。
そもそも窓がなかった妙見の森ケーブルには、あまり関係ないようです。
 
ところでこの妙見の森ケーブル。
地域の方が駅員、乗務員の業務を担っているようで、どことなくゆる〜い雰囲気がありました。
無論、"いい意味で"ですよ。

秒速およそ2.2m、すなわち時速およそ8kmでのんびりと走るケーブル。
この秒速2.2mというのは、これもまたWikipedia大先生からの情報なのですが、m/sなどという単位は物理以外で使うことはまあないと思います。
やっぱりkm/hの方がわかりやすいね。
 
ケーブルカーの旅も半分を過ぎ、対向列車ともすれ違いました。
反対側を走る列車は「ときめき号」というみたいです。
だからなんだって話ではありますね、はい。

この部分を書いているのは、ちょうど一校目の公募推薦入試が終わったところですよ〜と。
山をぐいぐい上り、ケーブル山上駅に到着。
ケーブル山上駅は、山を下るときにまた出てきますので、まだ出てきません。
ここからは、リフトに乗ってさらに上を、山頂を目指します!!
 
といったようなそこそこいいところで今回はおしまい。
前回のこのブログの更新が10月24日ですので、20日というとても短いスパンで更新できてますね!!
ひきちゃさんえらい!!
 
きっと今回が17歳最後の更新だと思うので、ここで「17歳、春、手帳」という曲をお届けしておきます。

宣伝するというのはとても大切なものですね。
英語でアドバタイズと言いますね、advertiseと綴りますよはい。
まあそういうわけです。
おかげさまで17歳も無事に終えそうですみなさまいつもご愛顧ありがとうございますm(_ _)m
それではまた♪
 
次回予告
いつものです、いつもの。
高校3年生の11月ともなると、いよいよもってして高校生ブランドも廃れてきますが、あんまり高校生ブランドを気にしたことがないので、ほぼ無問題です。
進学はするので、学生ブランドがなくなることはないですが、大学進学それすなわち制服に袖をとおさなくなるということで、はやくもどことなく寂しさを感じています。はやすぎ。
 
まあ私の身の上になんて誰も興味ないと思うので閑話休題としましょう。
 
さて、今回はケーブルカーに乗っただけで終わりました。
たまにはそういう回があってもいいでしょう。
そして、物理と古典と数学のお話をしました。
たまにはそういう回があってもいいでしょう。
さらに、17歳最後になるであろう更新。
たまにはそういう回g(以下割愛
 
次回は、妙見の美しい景色に舌鼓を打つ回になる予定です。
日本語がめちゃくちゃですね。
真意は次回わかることでしょう。
 
次回、「龍を往く 第三回」、お楽しみに!